この記事は流産に関わることを書いています。
今回は前にも書いた稽留流産の処置の一つ、掻爬手術についてです。
同じような経験をされて辛い方、不安で検索中の方、不快に思われる方もいるかもしれませんが、予めご了承ください。
掻爬手術は痛い?
掻爬手術のラミナリア
掻爬手術は前回流産してしまったときにも受けましたが、まず前処置が必要となります。
前回はほとんど痛みを感じることなくラミナリアの処置してもらいましたが、今回はお医者さんがいつもの方ではなく他のお医者さんにお世話になりました。
このお医者さんに恨みはありませんが(笑)、ラミナリアを入れるときに多少痛い思いをして「何してるんですか! もっとスムーズに処置してください」と心の中で叫びました。
処置後も少しだけ出血していて、ベッドに戻ったらすぐに横になって付き添ってくれていた旦那さんにじわじわくる痛さを訴えていました。
もしかしたら子宮口が前回よりも硬いままだったので、こうして痛みを感じてしまったのかもしれません。
何にしろ、痛みはラミナリア挿入後30分くらいで落ち着いて、その後はひどい痛みもなく手術の時間まで過ごせました。
麻酔用の点滴
今回の処置準備でびっくりしたのは点滴でした。
手首に刺す点滴は何度か受けていましたが、今回の点滴の針を刺したときにはじめて手が痺れるという体験をしました。
思わず「いたっ……手が少し痺れます!」と無意識に言うくらいでしたが、すぐに針を抜いてもらい手をぐーぱーぐーぱーしたら痺れはとれました。
体の中にもたくさんの神経が通っているので、それをすべてよけるのは難しいことです。
なので、今回の点滴の針は神経に触れてしまったか何かで、一時的に親指と人差し指が少し痺れることになったようです。
その後、少し痺れがあったためビトラ軟膏を処置してもらい、数日塗ることになりました。
二度目は無事に刺してもらうことが出来ましたが、今まで何ともなかった注射・点滴が怖くなる出来事でした。
手術中の麻酔
手術中の麻酔は前回かなり効いていました。病室に運ばれても起きず、起きたら吐き気と眩暈がしていました。
けれども、今回の麻酔を受けるにあたって担当のお医者さん・入院中担当だった看護士さん・手術室まで案内してくれた看護士さんたち、可能な限り前回の麻酔が効きすぎていたことを話しておきました。
そのおかげかはわかりませんが、手術後は手術室から病室に戻るためのストレッチャーの上で目が覚めました。
すぐに旦那さんと話もできるくらいでしたが、念のため一時間はゆっくりうとうとしながら体を休めておきました。
一時間くらい経つと体を起こしてトイレに行くこともでき、気持ち悪くて吐くこともありませんでした。
そんな状態を見て、お医者さんも看護士さんもお昼を食べたら帰宅して大丈夫と、今後の生活指導のときに言ってくれたので、この日はすぐに娘に会いに家に帰れることになってよかったです。
まとめ
前回受けた手術だったので流れは分かっていましたが、想定外の痛みに今回は驚きました。
けれども、胞状奇胎の疑いがあったからか手術前と後にもちゃんと診てくれていたお医者さんが「大丈夫です。手術中痛くなることはありませんから安心してください」「今はゆっくり体を休めて過ごしてください」と言いに来てくれたのは安心できました。
そのお医者さんの言葉に安心したので、次に妊娠したときにも同じお医者さんに診てもらえる日に行くことをこの時点で決めました(笑)
手術後は体も心もゆったりさせておきたい期間ですので、家族に頼って数日は甘えた生活を送りましょうね。