妊娠検査薬で陽性が出たら、私はまずどこの病院に行こうか迷いました。病院と言っても総合病院、個人病院、助産院など、どこに行くのがいいかよくわからなくて、まずはネットで「○○市 産院」のワードで検索。
でも、病院ごとにたくさんのコメントがあり、どこもメリット・デメリットがあって、余計にどこがいいのかわからなくなってしまいました。
今回は迷いやすい産院選びのチェックポイントを挙げていきたいと思います。
自分に合った病院を探すのは大変!
産める産院が少ない
私が住んでいる市は、子どもを産める病院が少ないです。出産前に知り合ったママ友たちと「なんでこんなに産める場所が少ないんだー」と愚痴ったりしたくらいです。産院があっても、分娩取り扱いを終了しました、という病院もありますし、一か月○人の分娩予定となっていて、もうすでに予約でいっぱいです、という病院などなど。
家から近いところ・ホテルみたいにきれいな病室がある産院など、それぞれ産院選びのポイントがあると思いますが、子どもを産めるところが少ないと選択肢が否応なしに狭まってしまいます。そんな選択肢が少ない地域に住んでいる私が最初に受診しようとしたのは、家から一番近い個人病院の産婦人科でした。理由は、
上記のようなものでしたが、いざ妊娠しているか確認してもらうために初診の予約を取ろうと連絡をしてみると、
「当院では、現在分娩は行ってないので、出産時は当院でご紹介している○○病院でのご出産となります」
このような、ネットの口コミには分娩できると書いてあったのに、電話した時点では分娩を行わなくなったりしている病院もあるんです。
なので、この産院で出産したい! と思える場所がみつかったら、初診に予約不要と書いてあっても、今後出産までできる産院なのかどうか、電話で確認しておくのが無難です。
総合病院と個人病院の比較
家から一番近い産院が分娩を行っていなかったので、私は次に近い産院を探してみたら、そこは総合病院でした。先に聞いた産婦人科が、出産のときに紹介している総合病院でもあったので、「ここは絶対分娩をしている」と思いながらも、念のため電話で確認をしてから総合病院を受診することを決めました。
実際総合病院に通った私と、個人病院に通っていた近所のママ友と話をしてみると、次のようなメリット・デメリットがありました。
総合病院
【メリット】
- 産婦人科以外の科が同じ病院内にあるので、何かあった時対応するのがはやい
- 医療機器・設備がしっかりしているところが多い
- 夜間の窓口があるので、夜でも対応してくれる
【デメリット】
- 健診などの待ち時間が長い
- 診察が事務的になってしまっているところもある
- 健診の先生が担当医じゃないこともある
個人病院
【メリット】
- 先生たちがわりとアットホームなところが多い
- 病院によっては、病室がかわいらしい部屋や豪華な部屋などもある
- 家庭的な雰囲気があって、相談などもしやすい
【デメリット】
- ベッドの数が少なくて、退院をはやくしてもらうこともある
- 病院・病室によっては入院費が高かった
- 休日対応していない病院だと、休みの日に何かあったら…と不安
個人病院に通っていたママ友が一番気にしていたのが、病院が休みの日に出血とかしたらどうしようという心配でした。幸いそのような心配もなく出産をむかえられましたが、病院を探すときには、休診日や入院費用など、口コミサイトなどから情報を集めておきましょう。
出産方法のチェック
分娩できる病院を選択していく中で、出産方法も大きなポイントになると思います。出産は立ち合い出産! と思っても、立ち合い出産を行っていない病院もあります。また、出産のスタイルもいくつもあるので、「こうやって出産できたら…」という考えのある方は、出産方法から病院を探した方がいいかもしれません。
一般的な出産方法と言われて思い浮かべるのは自然分娩ですが、そのときに立ち合い出産を希望している人ももちろんいると思います。でも、どこの病院でも立ち合い出産をしているわけではありません。例え立ち合い出産をしている病院でも、夜に陣痛が来た場合だと、夜間の立ち合い出産は行っていませんと言われてしまうこともあります。
また、無痛分娩を希望しているママ友もいましたが、出産=痛いというのがあるからか、出産予約はどこの病院でも結構うまっていることが多いそうです。
その他自宅で出産などの選択肢もありますが、私の住んでいる近くでは自宅出産をさせてくれる病院がありませんでした。けれども、新しい命が産まれてくれる大切な瞬間。自分の納得できる出産方法を見つけるためにも、妥協せずに探すこともおすすめします。
まとめ
産院選びなどで、その病院の評価などを知りたいときは、口コミサイトを探す方が多いと思います。私も口コミサイトで探しましたが、“実際に今通っている人から話を聞くチャンスがほしかった!” と、とても思いました。口コミなどの書き込みではリアルタイムで書かれていない産院などもあるので、余計にそう思ったんです。
なので、産院を探すときは口コミサイトも参考にしつつ、市役所の福祉課などに行ってしまうのも手だと思います。「市役所って時間かかりそうで面倒くさそう」なんて思わずに、赤ちゃんと自分のために市役所が知っている産院の情報を教えてもらいましょう。市役所は今後、出産手当一時金などのことにも関わってくる機関なので、妊娠初期の頃からたくさん利用していきましょう!!