糖負荷検査で妊娠糖尿病と診断された私ですが、その場では詳しい指導を産婦人科では受けれませんでした。
妊娠糖尿病でも、「糖尿病」と同じ扱いで内科に係るように言われたからです。
カルテと母子手帳を持って内科へ向かうときに、同じ院内で違う科が受けられる総合病院でよかったと実感しました!
今回はそんな内科の先生とのお話です。
妊娠糖尿病と糖
妊娠糖尿病は産婦人科で見てもらえない?
糖負荷検査の結果はいつも通りの妊婦健診で受けられましたが、妊娠糖尿病の事については内科で話を聞きました。
確かに妊婦特有の病気でもありますが、治療方法などは糖尿病と同じようなものです。
最初に内科のお医者さんにも糖負荷検査の結果を確認してもらい、「これは妊娠糖尿病だねぇ」とダメ出しをくらいました。
妊娠糖尿病は、出産後に胎盤も体から出ていくため、多くの人がインスリンの働きも元に戻ります。
けれども、それまでの対処方法としてはまずは食事療法。それでも血糖値が高かった場合はインスリン療法となります。
私も食事療法からはじめましょうと言われました。
いきなりインスリン注射とか言われるのかな~とビクビクしていましたが、最初はやっぱり食事療法でした。
そうやって糖尿病の治療と同じように、採血も定期的に行って血糖値を管理していきます。
食事方法について説明を受けているときに、内科のお医者さんに勧められたのが何冊かの料理本でした。
糖質に気を付けること
内科のお医者さんが進めてくれたのが、『糖尿病の食事』
現状の血糖値だと食事療法で抑えられる可能性があるので、まずは糖尿病の人におすすめのレシピが載っている本を参考に、毎日の食事を変えていくことになりました。
「ごはんとパン、どっちをよく食べてる?」
とお医者さんから質問されましたが、私はごはんもパンも大好きです。ついでに旦那さんの影響で好きになったパスタも、つわりが終わったころからよく食べていました。
ひとまず「両方好きです」と答えてみたら、お医者さんは「そうだよねぇ」と一言。その次に続いた言葉にショックを受けました。
「糖って甘いものばかりだと思われがちだけど、ごはんとかも糖質だから食べすぎちゃだめなんだよ。これからの食事ではごはんとかも、ちょっと少な目にしようね」
え、白いごはんも最近普通に食べれるようになって、喜んでいたんですけど……とも言えず、赤ちゃんの為にも大好きなごはんの減量をはじめることになりました。
糖質を摂りすぎるとどうなるのか
妊娠糖尿病の人が糖を摂りすぎると、おかあさんにも赤ちゃんにも何らかの影響が出てしまうことがあります。
それは妊娠高血圧症候群や羊水の異常、流産、早産、形態以上、巨大児、低血糖など。
妊娠糖尿病の事を調べていくと、上記のような影響がたくさん書かれていて不安になります。
妊娠糖尿病になった場合に赤ちゃんがどのようになる危険があるのか、私が病院で最初に訊いたのは巨大児についてでした。
私の身長は150㎝の小柄な体型なので、赤ちゃんが巨大児になった場合難産になると思ってのことかもしれません。
巨大児とは出生体重が4000g以上の赤ちゃんのことをいいますが、巨大児にも2種類あります。
1つが大きく育っている以外、通常の赤ちゃんと変わらない子。
もう1つはおかあさんが妊娠糖尿病にかかって、その影響を受けて巨大児になった子。
おかあさんが妊娠糖尿病で巨大児になる原因は、胎盤からおかあさんが分解できなかった糖分が赤ちゃんにいってしまい、赤ちゃんが高血糖になるからです。
高血糖になると、赤ちゃんは血糖値を下げるために成長ホルモンを分泌するので、巨大児になると言われています。
そうして、巨大児になった赤ちゃんは、呼吸不全や臓器の膨張などの症状が出る場合もあるそうです。
なので妊娠糖尿病は、妊娠期間中にどうやって糖と上手に付き合っていくかが大切なんですね。
まとめ
妊娠糖尿病の事を調べれば調べるほど、「大丈夫かな、無事に産まれてくれるかな」と不安になることばかりでした。
でも、妊娠糖尿病に限らず、出産までの間に起きる色々な不安なことは、おかあさんが気を付ければ防げることもあるんです。
妊娠中は神経質になりやすいものです。家にいるとついネットなどの情報の見すぎで悩むことも多いので、妊娠中期以降には気分転換のお散歩をするようにしてみてください。