◆掻爬手術

今回は稽留流産と診断され、その後の掻爬手術がどんな風に行われるのか不安に思ったので、誰かの役に立てればと思い、入院した時のことを書いておきます。

同じような経験をされて辛い方、不安で検索中の方、不快に思われる方もいるかもしれませんが、予めご了承ください。

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掻爬手術について

掻爬手術とは

流産してしまった場合、女性の子宮へのダメージを軽減させるための処置として、掻爬手術という処置がされます。

掻爬手術は子宮内にある心拍が停止してしまった胎児・胎嚢を摘出するための処置で、子宮内に胎嚢の一部が残ってしまっている場合感染症などを引き起こす可能性があるので、流産と診断された場合はこの処置を受けることが多いそうです。

進行流産と言って、痛みを伴った出血で胎嚢などが子宮から出てくる場合もあるそうです。

進行流産になった場合にはかなりの痛みもあるそうなので、痛みも強く量が多めな出血があった場合にはこれを疑うことがありますと私もお医者さんに言われました。

掻爬手術ではそのように出血などがなく、子宮内に胎嚢などがのこってしまっている
場合に行われます。

手術方法は子宮頸管を拡張して、そこから手術用具で子宮内の内容を書き出します。

掻爬手術前の処置

掻爬手術は日帰りで行うところもあるようですが、私が通っている病院では一泊二日で掻爬手術をするタイプの病院でした。

入院一日目の午後3時ごろ、掻爬手術の前処置としてネットで検索するとよく出てくる「ラミナリア」https://conobie.jp/article/8210を子宮口に入れ、そのまま一晩過ごし、翌日朝8時30分に手術予定と説明を受けました。

入院一日目の夜9時から手術時間までは、飲食禁止です。

夜の食事は普通食を出され、術後はまた普通食が出るからと、食事を持ってきてくれた担当の方に教えてもらいました。

入院した部屋は、産後の妊婦さんたち・新生児室もある同じフロア。私も娘を出産した時にお世話になったフロアでした。

ただ今回違うのは、まず入院した部屋がかなり奥まった病室で、ナースステーションから遠く手術前じゃなくてもそっとしておいてくれるくらい静かな部屋でした。

産後のママや赤ちゃんたちの声はかろうじて聞こえるくらい離れていたので、部屋にこもっている限りは誰かに会うこともありません。

いちおう部屋は4人部屋で、私の他に同い年くらいで同じ掻爬手術を受ける予定の方がもう一人いました。

お互いラミナリアの処置の時だけ顔を合わせましたが、病室でもそれぞれベットに入っていて言葉を交わすこともなく、静かな時間を過ごしました。

掻爬手術当日

ラミナリアは入れるときに少しおなかの辺りが痛いくらいで、翌朝まで特に痛みがあることはありませんでした。

痛いかもしれない!! と思っていると、痛みを感じやすくなるという人と、最初からそう思っていたおかげでそんなに痛いと思わなかった人がいるようですが、私の場合後者だったような気がします。

朝から点滴を受け、手術室へは自分の足で歩いて、手術台へも自分で上りました。

麻酔の先生の指示で下半身に手術用の布をかけてもらい、「これから点滴で麻酔をします。すぐに眠くなってきますからね」と言われて、天井を見て1、2、3、……と数を数えた時点で麻酔が効いていたようです。

次に見えたのは入院していた部屋の天井で、ベッドの横には旦那さんがいてくれて、それを見たら本当に眠っている間に赤ちゃんがおなかからいなくなってしまったんだなーと実感しました。

術後の麻酔は思っていたよりも聞いていて、起きてみると吐き気と眩暈のようなものを感じました。

昼食も病院で用意してくれていましたが、気持ち悪くてなかなか食べることができず、少しでも食べないとと思い、何とか数口食べましたが数分後見事に戻して終わりました(泣)

看護士さんに「無理に食べなくていいからね」と声を掛けてもらいつつ、術後6時間後にはやっと麻酔が完全に切れて、家に帰宅できましたよ。

体質によって麻酔の効き目が違いますが、体調が戻り次第帰宅可能になりますからね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。手術の予定が何となくでも伝われば幸いです。

悲しさと寂しさと不安が入り混じる入院でしたが、退院するときは担当してくれた看護士さんに「今度来るときは出産でおいでね」と言われました。

それに「きっと来年これるよう、体調を万全にします!!」と返しておきました。

術後は体も心もゆったりしないと辛いので、無理せず毎日を過ごせるようになるといいですね。

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