出産後の栄養指導

妊娠中・出産にはお母さんの血液がたくさん必要でした。

妊娠中にはいろいろな栄養を送ったり、出産時には胎盤と一緒に羊水や血液が体外に出ました。そして産後には悪露が出ます。

そうすると、一時的に鉄分が不足してしまうお母さんがたまに出てくるそうです。

今回もそれに入った私は、造血に必要な栄養指導を受けてきました。

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貧血にならないためにも鉄分摂取

造血に必要な食材

産後の入院中に、妊娠糖尿病の食事療法を教えてくれた栄養士さんが病室に来てくれました。

「無事ご出産おめでとうございます。妊娠糖尿病も治ってよかったですね」と言われて、私も「ありがとうございます!」と笑顔で返したら、何枚かの紙を渡されました。

そこに書かれていたのは、送血に必要な栄養素。

「今日は産後の栄養指導に来ました。看護士さんから聞いていると思いますが、血液検査で鉄分が少ない結果になっていますよね」

そうです。栄養士さんはお祝いの言葉を言いに来てくれたわけではなく、新しい栄養指導にいてくれたんです。

確かに看護士さんから、「血液検査の結果で鉄分が少ないみたいだけど、ふらついたりしない?」と確認されていました。

私はそんなふらつきも感じていなかったので、傷の方を気にしながら過ごしてしまっていましたが、何度か行った血液検査で鉄分が少ない状態が続いたので、退院後の栄養指導をしてもらうことになったそうでした。

造血に必要なのは、銅、ビタミン類、良質なたんぱく質、鉄の4種類。

銅はココアや大豆、きくらげ、牡蠣など。
ビタミン類は、チーズ、牛肉、卵黄、緑黄色野菜、レモン、ジャガイモなど。
良質なたんぱく質は、鶏肉、鱈、マグロ、豆腐、チーズなど。
鉄は、牛レバー、豚レバー、鶏レバー、牛・豚もも肉、大豆、アサリなど。

これらをバランスよく食べてくださいと言われましたが、また考えるのが大変そうな食事だなぁなんて思ってしまいました。

造血の食事も一日1800㎉以内

上記に挙げた食材をバランスよく食べれるのが、入院期間中のいい所です(笑)

ご飯は120gほど、ジャガイモは中1個・100gほど、牛乳200ml、卵Mサイズ一個、魚切り身一切れなどなど。

私は手術後1日目の血液検査で鉄分が少なかったため、鉄分強化食事メニューになっていたらしいので、指導された食材の量でどんな献立ができるのかは、病院食を参考にすればいいと言われました。

毎食たくさん食べれることを喜んでばかりでなく、こんな献立だった、と記録しておけばよかったとちょっと後悔しました。

けれども、食事の食べ方でも鉄分吸収は変わると聞いたので、その日の夕食からそれも実践してみました。

まず、血液を造ってくれる鉄分・たんぱく質を十分に摂ります。病院の食事でよく出ていたのがほうれんそうのお浸しやひじきの煮物でした。

これらの鉄分を摂るときに、ビタミンCを一緒に摂ると吸収の手助けになるそうです。

キャベツとわかめの酢の物などもおかずの一つとして出てきたので、毎食残さず食べました!

そして食材にこだわって食べたとしても、食後に苦み成分のタンニンを含むお茶を飲むと、鉄分吸収を少し阻害するそうです。

なので、食後はタンニンを含まないほうじ茶や麦茶などを飲むようにしてくださいと言われました。

これだけでも、鉄分吸収が改善される人はされるそうなので、試してみてください。

鉄欠乏の場合は薬物療法+食事療法

栄養指導を受けた後、早速実践してみていましたが、術後4日目の血液検査でも私の血液中の鉄分は標準値まで行きませんでした。

前回よりは増えてはいましたが標準値まではいかなかったので、食事療法+薬物療法で鉄分を補うことに。

処方してもらった薬は、フェルムカプセルという見た目の青さがちょっと気になるカプセル錠でした。

妊娠中の時もそうでしたが、鉄分を摂ると便の色が黒くなったり、便秘になる人もいるので注意が必要です。

症状がなくても、貧血が治るまでは飲み続けるように言われて、夕ご飯の後に飲んでいました。

けれども、退院前の血液検査でもあとちょっと増えてほしい数値だったので、退院後も念のため1か月間飲み続けるように、1か月分処方されました。

万が一赤ちゃんを抱いた状態で貧血などを起こしたら大変ですし、ちょっとでもふらつくようなことがあればすぐに休むように何度も言われました。

飲み続けた結果、血液検査をしても鉄分の数値も標準値に届くようになって、一安心しまひた。

普段から貧血気味の人は、出産のときにも貧血になりやすくなるので、赤ちゃんを抱いて立ち上がるときには注意してくださいね。

まとめ

今まで貧血などには無縁だったので、最初に鉄分が不足していると聞いたときには「え?」

鉄分が足りていない実感もとくにありませんでした。

けれども、産後は赤ちゃんのお世話もしなきゃ! と無理をしがちです。

難しいとは思いますが、1か月健診まではお母さんも無理せずリラックスしながら過ごせるのが一番ですよ。

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