帝王切開の傷の痛みにも慣れてきて、退院予定日が迫ってくると、病院から今後の過ごし方についての指導がありました。
その中で言われた一つが、今後の家族計画についてです。
帝王切開した場合の家族計画は、母体の為にもしっかりしておいた方がいいので、注意が必要とのことでした。
帝王切開した人は1年間妊娠はしないように
産後1年は子宮の回復期間にあてる
帝王切開についてよく聞くのが、出産後1年間は次の子どもを作らないようにしたほうがいいという話です。
それは、一度子宮を出産のために切ったので、次の妊娠までに子宮を回復させるためです。
書いているとちょっとぞっとしますが、おなかを切ったのでまず母体的に回復をしっかりしておかないといけません。
子宮は自分の目では見えないので確認しづらいですが、切ってダメージを受けた部分がちゃんと戻っていないと、次回の妊娠・出産時のトラブルにもなるそうです。
特に次の子の出産時には子宮破裂の恐れもあるときいて、想像してしまった私は「子どもはもう一人欲しいけれど、妊活は1年後からにします」と間髪入れずに宣言しました。
1年という期間は、子宮が次の妊娠に耐えられるようになるための期間なので、帝王切開で出産後、子どもがもう一人欲しいとお考えの方は、避妊をしておいたほうが次の妊娠時も安心です。
次回の妊娠時の注意点
出産から1年後に妊活をして、赤ちゃんを授かった場合の注意点はなんでしょうか。
それは帝王切開で縫った部分がもろくなっていて起きる、子宮破裂の恐れがあることが一番に挙げられました。
なので、次の子は経腟分娩で生みたいと思っても、帝王切開で縫合した子宮はいきみなどで避けてしまうこともあるので、予定帝王切開となることが多いそうです。
経腟分娩を選択することもできる病院もあるとは教わりましたが、出産した病院からは「次もこの病院で出産する場合は、母体の安全も考えて帝王切開になります」と言われました。
他にも帝王切開後に子宮の傷がしっかり治っていないと、癒着胎盤などの確立が高くなったりするので注意が必要だそうです。
自分では子宮の戻り具合や排卵もされているのかわかりづらいものです。
自分の体の為にも、赤ちゃんの為にも、次の妊娠を考え始めたら病院で体の様子を診てもらいましょう。
1年以内に妊娠した場合
出産後は排卵の周期もばらつきやすくて、出産前よりいつ排卵が来ているかわかりづらくなっています。
そんな中で、しっかり避妊をしているつもりでも、妊娠してしまうこともあるかもしれません。
帝王切開を体験した女性が、1年以内に妊娠すると帝王切開から1年あけて妊娠した人よりも子宮破裂の可能性が上がるそうです。
それでも、出産することは可能らしいのですが、1年以内の妊娠は母体に負担が多くかかるので、妊娠中はお医者さんと相談して健診にはこまめに行ったり、家でゆっくりする時間を増やしたりすることと言われました。
入院していた病院側としては、なるべく次回の妊娠まで1年は期間をあけてほしいけれども、妊娠した場合でも母子ともに元気な出産ができるようにサポートする体制だそうです。
これは病院によって対処が異なることもあるそうなので、すぐに妊娠した場合は通院する病院選びに気を付けてください。
まとめ
他の病院で帝王切開をしたママ友たちに訊いても、ほとんどの人が産後1年以内の妊娠は避けるようにと言われたそうです。
けれども、全員が全員1年以上あけると言われたわけではなく、2年以上あけるように言われた人もいます。
それは病院の方針や母体の状態などで変わってくるものなので、次の妊娠を考えているときにはあらかじめ病院と相談しておくのもいいと思います。
帝王切開で出産した病院で次の出産もできる方が、術中の記録や術後の記録も残っているので対応もしやすくていいと思いますが、妊娠中にその辺りの確認もしておいた方がよかったなと思いました。
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