今回は妊娠糖尿病の合併症の一つ、羊水過多についてです。
妊娠糖尿病でなくても、妊娠中は色々な症状が出る可能性があります。
不安になってしまうことがあっても、お医者さんに聞いたり調べたりして一つずつ気になることを知っていきたいですね。
羊水過多とはどのようなことか
羊水過多の判断は?
羊水は赤ちゃんになくてはならないもので、赤ちゃんの成長とともに増えていきます。
妊婦健診をしている中で、羊水の量を量るという検査は特にありませんでした。
羊水量を測定はエコー検査で行われていて、羊水ポケットという場所が8センチ以上あると羊水過多と判断されるようです。
その他にも、子宮が急激に大きくなったり、体重が急激に増えたりすることで疑いの一つになるそうですね。
お母さんの変化としては、おなかの張り、圧迫感、呼吸困難、むくみ、静脈瘤などが出てくるそうなので、これらの変化が見られた場合には、お医者さんに相談しておきましょう。
羊水過多のリスク
羊水過多になると、早産のリスクが高まります。
早産になりやすいのは、子宮内の圧力が高くなるので卵膜が破れやすくなり、破水してしまう可能性があるからだそうです。
その他にも赤ちゃんが動くスペースが大きいので逆子になったり、常位胎盤早期剥離という出産前・出産中に胎盤が剥がれてしまう症状になることもあります。
また、羊水過多が疑われたときに心配なのは、赤ちゃんに羊水を上手に飲む力がないから、消化管の異常、胎児奇形などの可能性があるそうです。
羊水過多と疑われて、そうだと判断された場合は、出産まで管理入院となることがあります。
上のお子さんがいたりすると「入院するのに準備が必要! すぐには無理」と困ることもあるかと思います。
その場合は家族や行政などを頼って、おなかの赤ちゃんが無事生まれるまで助けてもらいましょう。
まとめ
妊娠糖尿病中に起こるかもしれない合併症はいつくかありますが、一つずつ理解しておくことで万が一の事態になった時に、その後どうやって過ごすのか想像もつきやすくなります。
入院することになったら上の子のお世話も心配だし、家のことも心配だし、なんて思うかもしれませんが、赤ちゃんを守るためにも異変に気が付いたら、すぐにお医者さんにかかってください。
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